ホームページに戻ります 活動歴のページへ進みます
■プロフィール
[ピアニスト] 榊原 利萠子(さかきばら ともこ)

 静岡県出身。牡牛座。
 武蔵野音楽大学器楽科卒業
 1987年7月、東京・浅草5656会館で開催された「ルドルフ・ヴァレンチノ祭」でサイレント映画の上映時に[New弁士]の語りと共にピアノ演奏をするという活動をはじめる。この当時、かつての無声映画伴秦者が殆ど物故者となり、手本とするような演奏も聞くことが出来なかった。暗中模索ながら上映を重ねるごとに自らのスタイルを完成させていき、続く、「リリアン・ギッシュ祭」で"日本で唯―の無声映画演奏者"としての地位を固めて行った。
 以来、演奏だけでなく、選曲、アレンジも一貫して担当し、オペラ、バレーなどのクラシックの名曲をあたかもその映画のために作曲されたかのように、流麗に演奏。彼女の演奏は、[New弁士]の語りと相まって、かつてない情感を体験させ、無声映画上映のスタイルを一変させるものとして、各界から高い評価を得るところとなった。わけても、映画評論家で音楽評論家でもあった、故 野口久光氏は、「その技量と芸術性は世界的なもの」と、彼女の演奏を絶賛した。
 1980年代末には、渋谷・パルコ劇場をはじめ日本各地で演奏し、サイレント映画ブームの一翼を担う存在となった。
 [New弁士]との共演による詩の朗読と演奏、ピアノ・リサイタルなどでも活動している。
| ホームページ | 活動歴 |
inserted by FC2 system